メーカーで研究開発の人は毎日どんな雑務をこなしつつ、実験をしているのか紹介致します。
これを見ることで研究開発職の人が毎日どのような1日を過ごしているか参考になれば幸いです。
また、雑務の利点や大変さを共有できたらと思います。
1日1~2時間の雑務にモチベーションを持って取り組めるようになりましょう(´・ω・`)

主な雑務
- 装置メンテナンス
- 新設備導入に伴う取引・申請
- 共通備品の管理
- 発注~検収処理
他にもありますが、研究以外で主に時間を取られているのは上記の4つです。
私は開発で設備や材料をよく使用するため雑務が多いです。
そのため研究の方よりも自身のテーマにかける時間が少ないです…(T_T)
1.装置メンテナンス
メンテンスするのは
- ・試作に使用する機器
- ・測定機器
- ・信頼性評価用の恒温槽
日常点検もさることながら、装置は1年に1回は業者にメンテンスを依頼します。
たった1年1回と思うかもしれませんが、扱う装置が多いため毎月1個以上はメンテナンスを依頼しています。
業者が入ってくる場合は
- ・社内の申請書の記入
- ・関係部署への連絡
- ・当日に業者の案内
順当に終わればいいですが、装置が古くなってくると故障などもあり余計に時間を取られます。
良いことが無いようですが、装置メンテナンスではプロの業者が来るため技術的なアドバイスを多々頂けます。
例えば、試作機器では今の悩みに対してのアプローチ方法や試作機器の精度、原理についてまで教えて頂けることが多いです。
そのため業者の方に前もって質問や困りごとを持っていくことで自身の成長に大きく寄与するため、メンテンスは2年目の自分には最高に成長できる場所だと考えています。
自身の扱う装置は先輩や上司よりも詳しい第一人者になるチャンスです!!
また、社外の方との雑談により新しい技術や困りごとのタネを見るけれます。
2.新設備導入に伴う取引・申請
装置が古くなった際や新しい装置で効率UP、新しいテーマなど色々と新設備導入には色々ありますが、これが大変!!
金額が何千万と高いので取締役や社長承認が必要になります。
購入理由をまとめ、購入による効果を示さなければなりません。
社内の申請のため、転職の際などでは全く役にたたないためやりたくないですね笑笑
しかし、取引先企業から購入前に接待や技術的なことを色々教われるチャンスがあるのがいいですね。
今は新型ウイルスのせいで接待が受けられないのは残念ですね…
3.共通備品の管理
- ・ベムコットン
- ・キムワイプ
- ・ビーカー
- ・手袋
- ・マスク
- ・ディスポカップ
様々な実験で使用する備品の管理。
減ってきたら発注して検収する作業の繰り返しです。
2日に1度くらいのペースで発注しています。
大変なのは、大量に届いた備品を倉庫に運ぶことが時間と労力を削ります。
業者の方に倉庫まで運んでいただけたら…なんて思いますね笑
利点として普段使用している備品の価格を覚えられる。
4.発注~検収処理
ほぼ毎日行う作業になりますが、正確且つスピーディーに行わなければいけない厄介な作業です。
大手だったら購買の方や業務の方がやってくれたりするのかな…(´・ω・`)
利点としては、
お金の流れを把握できる。
また社内の人に相談することが多いので人間関係が広くなります。
社内の人間関係が広くなると多くの人と雑談をする機会も増え、職場に行くことが嫌でなくなります。これはホントによかったです!!
まとめ
雑務の利点としては、業者との交流で技術指導やアドバイスを頂けることでした。
これは自身の成長に繋がるため大切にしましょう。
また、社内の人との交流が増え人間関係の構築に役立ちます。
新人のうちは雑務が多いですが、雑務でも学べることは多くあると思いますのでこれからもお仕事頑張りましょう。
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